ダイレクトマーケティングの最新事例紹介」

【事例1】
ダイレクトメールの反応率を「12倍」に高めた方法とは?
〜クレディ・セゾンが採用した性格分析によるセグメント戦略〜

◯講師
株式会社ロジックブレイン 代表取締役社長 服部 真人 氏

◯概要
1990年代に「動物占い」を開発。関連書籍は累計262万部を記録するなど社会現象を巻き起こす。
その後、独自の性格分析ロジックを構築し、マーケティングや人材開発領域で多くの企業を支援。
近年では、大手カード会社のクレディ・セゾンにおいてこの分析ロジックがセグメント設計に導入され、
DM反応率を12倍に向上させた実績を持つ。

◯事務局からの所感
講師の話ぶりが講談のようで、圧倒的な結果に裏付けられたロジックと相まって非常に引き込まれた事例紹介でした。セグメンテーションというと「率(反応率)」に目が行きがちですが、「数(獲得数)」も重要だというお話も印象的でした。
昨今の物語マーケティング、ファンマーケティング、共感、世界観などといったキーワードとも親和性が高いように感じましたし、個人的には新規顧客の定着、育成の体験設計にも使えるのではないかと思いました。

参照:日経新聞やワールドビジネスサテライトでも取り上げられています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC243610U4A221C2000000/
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/vod/post_312302

 

【事例2】
「AIチャットボット」でLP反応効率は高まるのか?
〜AIに寄せられる“本当の顧客の悩み”とは?〜

◯講師
株式会社wevnal BOTCHAN AICALL 事業責任者 森川 智貴 氏
(生成AI活用普及協会 協議員)

◯概要
生成AIを活用したオンライン接客サービス「BOTCHAN AI」の事業責任者。
企業のコスト削減と売上向上の両立を実現し、多くの大手企業が導入を進めている。
実際のAIチャットボットにはどのような相談が寄せられているのか?
また、それを企業はどのようにコンバージョン向上へつなげているのか?
AIマーケティングの最前線をわかりやすくご紹介いただきます。

◯事務局からの所感
ここ1−2年間のAIの進化がダイレクトマーケティングおける顧客体験を根本から変えようとしていることが伝わって来ました。仮説〜実行〜修正〜最適化のプロセスが超高速で回り、LPの反応効率向上だけでなく、ブランディングやCRMにも活用できる姿がイメージできました。昔から通販のコールセンターには、気さくに雑談にも応じながら顧客の本質的な悩みを察知し、適切なソリューションとして自社商品あるいはサービスを自然に推奨するといった技を持つベテランオペレーターがいました。そうした練り込んだ秘伝のタレのような職人技(暗黙知)も、AIがどんどん過去の通話ログデータなどから学習し、「人間に話すより気楽でかつ深い会話もできる」ようになるかもしれません。

【懇親会】
セミナーと同会場で、懇親会を行いました。講師に質問をする方もいれば、当日顔を会わせた参加者同士で会話が弾む方もいて、非常に良い雰囲気でした。

高瀬会長、鈴木副会長、的場副会長のそれぞれからも今後の学会運営を活発化していく旨の挨拶があり、参加者の皆さんともまた次回以降のフォーラムでの再会を約束して終了しました。

*写真の会場は学会が住所を置く九段下のナレッジソサエティ5Fのスペースです。会員区分を従来のバーチャルオフィス会員からシェアオフィス会員に区分変更したことで、30人程度(椅子のみなら40人くらい)まで入れるセミナールームが1時間100円で借りることが出来るようになりました。事前に学会セミナーである旨を申請する必要がありますが、部会などにも活用頂けますので利用されたい場合は事務局(岩井)までご連絡下さい。

https://www.k-society.com/