顧客&ブランド戦略研究部会
■活動方針
1)ダイレクトマーケティングにおけるメディア・コミュニケーションの在り方について大学、企業関係者の参加をオープンに求め、広く、国内外の学術資料、事例報告をリサーチしながら、主要な論点を整理し、現実の企業内における戦略意思決定への反映を目指す。
2)部会での研究や討議から得た知見を定期的に論文にまとめ、全国大会その他の機会に学会報告を行い、知見を広く共有する。
■活動内容
実務家と研究者が交互に、ダイレクトマーケティングにおけるメディア・コミュニケーション戦略に欠かせないと思われる論点につき、発表・討議する。実務家は自身が属する業界や企業の視点で、研究者は自己の学術的研究から得た視座や知識で、議論を発展させていくことが期待される。
大きな論点としては、
1)メディア・コミュニケーション戦略の前提
→各メディアの特性理解と顧客像の把握など
2)メディア・コミュニケーション戦略の目的
→顧客とのコミュニケーション、関係性構築(顧客育成)の考え方など
3)メディア・コミュニケーション戦略の評価
→マーケティングROIの測定(BEやCEの運用可能な測定方法と管理方法など)、満足度、認知度、その他ブランド評価の各指標との関係など
4)メディア・コミュニケーション戦略遂行上の課題
→規模の拡大、チャネルの増加などに伴う、戦略遂行のPDCAサイクルを阻害する組織運営、経営管理上の要因
5)メディア・コミュニケーション戦略における最新テーマ
→SNSの活用、デジタル・サイネージなどデジタルメディア技術の動向、ビッグデータの戦略的意義、閲覧・行動履歴データの活用とプライバシーなど
が挙げられる。
各回、上記論点やその他の特徴的なトピックについて輪番の発表者が報告を行うとともに、経営者・部門責任者クラスを招いた小規模の講演・質疑応答なども行いたい。
■活動計画
具体的な施策単位の議論と同時に、より経営に近い戦略レベルの議論も活性化させる。個別開催テーマ想定は以下の通り。
・顧客セグメンテーションの進化
・デジタル先端技術を活用したブランド戦略
・メーカー型通販の顧客&ブランド戦略
・顧客の優良化メカニズム
・通販以外の業界におけるダイレクトマーケティング(特に金融、トラベル、非営利組織)
■活動場所
おもに(公社)日本通信販売協会会議室
■活動記録
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