学会賞

第3回学会賞

第4回全国研究発表大会の研究発表終了後の会員総会において、第3回学会賞授与式が行われました。
学会賞には、その前年度の学会員の業績、実績に対して贈られる学術賞(1名)と奨励賞がありますが、今回は残念ながら、学術賞については該当者はありませんでした。しかし、日本におけるダイレクトマーケティングの研究および教育への啓蒙に資する著書に授与される「奨励賞」は、ダイレクトマーケティングに関する理論的・実践的知識や技法が体系的に整理されており、この分野における教育への貢献が期待できる文献として、中澤 功氏『体系 ダイレクトマーケティング基本理論と実践技術』に決定致しました。

<奨励賞>
ダイレクトマーケティング戦略ラボ 代表 中澤 功(なかざわ いさお)氏

<受賞理由>
ダイレクトマーケティングの分野でいち早くからダイレクトマーケティング手法の可能性に着目し、論文などにおける啓蒙活動、日本におけるダイレクトマーケティングの発展に多大なる貢献をされた。

<略歴>
早稲田大学第一法学部卒。
1961年、日本リーダーズダイジェストをダイレクトマーケターとしての出発点とし、80年からマッキャンエリクソン、第一企画ラップ&コリンズ、サーチ&サーチなどのエージェンシーを歴任、 92年以降はコンサルタントとして活動。 2002~4年法政大学経営学部講師。
現在はベネッセグループのテレマーケティングジャパン国際ダイレクトマーケティング研究所顧問、広告電通賞選考委員でもある。講演・寄稿多数。 上掲以外の著作として「進化するデータベースマーケティング」「DRM」など。

<主な著書・論文>
●「進化するデータベースマーケティング―eDRMのすすめ」 (2001/08)日経BP社
●1996/12/ 「DRM-戦略的マーケティング経営」 (1996/12)日経BP社
●「EDM―エレクトロニック・ダイレクト・マーケティング」 (1985/10)日経BP社
●「ダイレクト・マーケティング・ハンドブック」 (1984/11)日本能率協会
●「DRM要語録」(24回月次連載) (2001/7-2003/6)アイ・エム・プレス

2005年7月
学会賞審査委員一同

過去の受賞者