学会賞
第13回学会賞
第14回全国研究発表大会の研究発表終了後の会員総会において、第13回学会賞授与式が行われました。
学会賞には、その前年度の学会員の業績、実績に対して贈られる学術賞(1名)と奨励賞、特別賞、田島記念賞がありますが、今回は残念ながら、学術賞、特別賞、田島記念賞については該当者はありませんでした。
しかし、日本におけるダイレクトマーケティングの研究および教育への啓蒙に資する著書に授与される「奨励賞」につきましては、 「電子モール・ロイヤルティに関する実証的研究―電子モールとショップの品質とロイヤルティ―」を書かれた東洋大学の長島 広太氏に決定いたしました。
<奨励賞>
長島 広太(ナガシマ コウタ)氏
<受賞理由>
第一に、概念の整理や研究の枠組みについて明確であり、学術的な論文としての要件をきちんと満たしていること。第二に、ロイヤルティというものをどう捉えるか、店舗のロイヤルティとECサイトのロイヤルティが同じなのかそうでないのかについて、大きな研究テーマになるという印象がある。理論的な整理と、実証的な分析を併せてされている点について評価したい。この分野については、研究の蓄積がそれほど無く、また、今回の研究テーマについても、広めたり、深めたり、転換していく可能性が十分あると考え、奨励賞として推薦する。
2015年5月
学会賞審査委員一同