学会賞

第14回学会賞

第15回全国研究発表大会の研究発表終了後の会員総会において、第14回学会賞授与式が行われました。
学会賞には、その前年度の学会員の業績、実績に対して贈られる学術賞(1名)と奨励賞、特別賞、田島記念賞がありますが、今回は残念ながら、学術賞、特別賞、田島記念賞については該当者はありませんでした。

しかし、日本におけるダイレクトマーケティングの研究および教育への啓蒙に資する著書に授与される「奨励賞」につきましては、 「オンライン販売におけるロイヤルティ・プログラムの効果:リアル店舗との比較」を書かれた中村学園大学の中川 宏道氏と青山学院大学の小野 譲司氏に決定いたしました。

<奨励賞>
中川 宏道(ナカガワ ヒロミチ)氏
小野 譲司(オノ ジョウジ)氏

<受賞理由>
ロイヤルティ・プログラムが顧客満足にどのように結びつくかについて、店舗とネット販売との比較を通しての研究で、枠組みが明確である。先行研究についても整理されており、店舗をネットの状態特性、消費者行動の違いを前提として仮説、検証され、研究方法も妥当と言える。ただし、想定されたような店舗とネット販売の反応の違いが明確にならなかったことなど、今後さらに分析を進める点が多いことが課題。今後の展開を期待したい。

2016年7月
学会賞審査委員一同

過去の受賞者