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第17回全国研究発表大会

By |2018年6月30日|

大会テーマ: AI時代の人とデータの協働~データ解析が切り開く未来~ 2018年6月30日(土)、慶應義塾大学矢上キャンパスにて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第17回全国研究発表大会が開催されました。 約120名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、(株)アサツー ディ・ケイ 岩永 洋平氏による「ダイレクトマーケティングによる地方からの市場導入と地域産業基盤への貢献」、続いて横浜国立大学大学院 君島 美葵子氏による「ダイレクト・マーケティングに対するマネジメント・コントロールの役割」についての発表がありました。 第二会場では、東京理科大学 大驛 潤氏による「マーケティング・システムの理論的枠組みの変容:マーケティング史からの接近」、続いて北海商科大学 橋元 理恵氏、生活協同組合コープさっぽろ ウ・ヤチュン氏による「中国人観光客の旅行購入分析―札幌での質問票調査の結果―」についての発表がありました。 第三会場では、(株)エフシージー総合研究所 矢野 誠二氏による「通販媒体の記載事項に関して通信販売業者に求められる確認措置とは?―研究プロジェクト報告―」、続いてHAZS(株) 東 弘樹氏による「通信販売業の後払い決済における代金回収管理評価方法に関する研究」についての発表がありました。         午後の記念講演では、「世界経済を見る視点」をテーマとして、元国際通貨基金(IMF) 副専務理事 篠原 尚之氏をお迎えし、米国等での保護主義や覇権主義の動きの背景や、日本経済の抱える課題についてご講演いただきました。 [...]

第16回全国研究発表大会

By |2017年6月24日|

大会テーマ: 進化し続ける顧客関係構築~挑戦的取り組みと理論的進展~ 2017年6月24日(土)、筑波大学東京キャンパス社会人大学院にて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第16回全国研究発表大会が開催されました。 約80名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、情報工房(株) 宮脇 一氏による「『電話の通話時間の長さと利益との相関』に着目した考察」、続いてWizaras投資工学研究所 鬼崎 泰至氏による「顧客独自判断を可能にする投資手法の実証研究」、その後に(有)マーケティングメソッド研究所 大島 一豊氏による「デジタル時代の経験価値向上に貢献するメディア&コンテンツ考察」、最後に関西大学 陶山 計介氏による「今日におけるCRMの課題とブランド・ロイヤリティ構築」についての発表がありました。 第二会場では、(公財)流通経済研究所 折笠 俊輔氏による「買物困難者対策における顧客接近手法と顧客ニーズの分析」、続いて(一財)流通システム開発センター 市原 栄樹氏による「オムニチャネルにおける情報システム標準化」、その後に(株)インテージ 中野 暁氏による「マルチデバイス同時利用環境下での利用者類型化と構造評価」、最後にHAZS(株) 東 弘樹氏による「入金日数を用いた地域別顧客特性の知識化に関する考察」についての発表がありました。 第三会場では、(株)BLAX 岩井 信也氏による「ダイレクトマーケティング人材育成カリキュラムの作成とその実施・運営方法の研究―研究プロジェクト報告―」、続いて広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻 菅生 一郎氏による「『価値共創』視点からのダイレクトマーケティング研究―先行研究に基づく理論的枠組みの考察―」についての発表がありました。また、第三会場では、「ダイレクトマーケティング『温故知新』」と題して、資料展示を行いました。(資料提供:(公社)日本通信販売協会/(株)アイ・エム・プレス/(一社)日本コールセンター協会) 午後のパネルディスカッションでは、「ラグジュアリーブランドのCRM戦略」をテーマとして、パネリストに、横山 健一郎氏(元ハイアットリージェンシー京都総支配人)、安達 満氏(ZWILLING J.A. [...]

第15回全国研究発表大会

By |2016年7月2日|

大会テーマ: ネットとリアルの競争・協調・新展開 2016年7月2日(土)、東洋大学にて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第15回全国研究発表大会が開催されました。 約90名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、二会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、中村学園大学 中川 宏道氏による「通信販売におけるロイヤルティ・プログラムの効果―研究プロジェクト報告―」、続いて上智大学 新井 範子氏による「カタログ通販およびECにおけるサービス満足への影響要因の解明―研究プロジェクト報告―」、最後に九州産業大学 五十嵐 正毅氏による「通信販売一般に対する今日日本の消費者の態度と信念」についての発表がありました。 第二会場では、(株)ブラックス 岩井 信也氏による「ダイレクトマーケティング人材育成カリキュラムの作成とその実施・運営方法の研究―研究プロジェクト報告―」、続いてアイダ産業(株) 相田 研一氏による「米国ネットビジネスと日本ネットビジネスにおける物販系商取引の商品と成約手数料の比較分析に関する研究」、最後に北海商科大学 橋元 理恵氏による「地域特産品のお土産のウェブ開設とお取り寄せ―観光庁「究極のお土産」を例として―」についての発表がありました。 午後は、講演「商人から見たオムニチャネル~ドゥクラッセ起業から9年の歩み~」と題し、(株)ドゥクラッセ代表取締役 林 恵子氏による講演がありました。林氏は、「近年、洋服にかけるお金の価値が変化したのは事実。しかし大切なのは人の心が動く瞬間でそれは変わらない。媒体によって届く価値は異なるが、求められるのは商品の品質はもちろん、人材を含む質、ブランド力である。私たちの考えるオムニチャネルとは新しい価値を作ること。もしかしたら、CMや広告と変わらないかもしれない。ただ、オペレーションの速さと複雑さ、トータルで動いた時のシナジーの強さ、独立で動いた時の意思決定は重要なポイント」などと語りました。 続いての講演では、「専門店ならではのコンテンツを活用して、オムニチャネルで顧客満足を高める。全体最適でECの役割が変わる~カメラのキタムラ EC×店舗の成長事例~」をテーマとして、(株)キタムラ執行役員 経営企画室オムニチャネル(人間力EC)推進担当 逸見 光次郎氏による講演がありました。逸見氏は、「自社の専門性とコンテンツを知ることが大切。ネットは販促の側面も強く、キタムラにおける顧客満足は店員の商品知識の豊富さ、サービスにあった。担当部署だけでなく、直接売上にならない販促も評価することでモチベーションが上がり、人材育成をしながらトータルで「人間力EC」を考えるべき。既存の店舗、システム、人材を最大限活かし、融合させ、声でのアプローチをしっかりする。このコンテンツマーケティングがオムニチャネルの本質と考える」とお話しされました。 特別講演終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。現理事の山元 倫明氏((株)ベネッセコーポレーション)の後任として、的場 一成氏((株)ベネッセコーポレーションKids&Family本部本部長)が新しく理事に、現監事の疋田 聰氏(東洋大学名誉教授)の後任として、塩野 邦夫氏(エー・キットマーケティング代表)が新しく監事に就任されました。また、現本部理事の柿尾 正之氏(元(公社)日本通信販売協会理事・主幹研究員)の後任として、新しく理事に就任された岩井 [...]

第14回全国研究発表大会

By |2015年5月16日|

大会テーマ: ダイレクトマーケティングとチャネル革新 2015年5月16日(土)、上智大学にて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第14回全国研究発表大会が開催されました。 約130名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、中村洋心事務所 中村 洋心氏と太樹法律事務所 高橋 善樹氏による「オムニチャネル時代におけるダイレクトマーケティングの方向性と法的課題」、続いて(株)サプライチェーン経営研究所 市川 隆一氏による「オムニチャネルで問われるアクチュアル・オペレーション―成否はマーケティングとオペレーションの同期化―」、最後に専修大学 渡辺 達朗氏による「中国におけるオムニチャネル戦略の展開―ネットとリアルの競争と融合の視点から―」についての発表がありました。 第二会場では、(株)シーノ・オフィス 白神 しのぶ氏による「通販向け定期顧客用DMとコミュニケーション企画―研究期間5年からの実証―」、続いて(株)ブラックス 岩井 信也氏による「通販企業におけるデータサイエンティスト活用方法に関する考察」、最後に中村学園大学 中川 宏道氏と青山学院大学 小野 譲司氏による「通信販売におけるロイヤルティ・プログラムの効果―研究プロジェクト報告―」についての発表がありました。 第三会場では、プロトビジョン 帆場 英一氏と菅原 正博による「中国を対象にしたダイレクト・マーケティングの勝ちパターンの研究―研究プロジェクト報告―」、続いて筑波大学大学院 津田 和彦氏による「通信販売における債権管理と与信に関する研究―研究プロジェクト報告―」についての発表がありました。 午後は、基調講演「セブン&アイHLDGS.のオムニチャネル戦略」と題し、(株)セブン&アイHLDGS. 最高情報責任者(CIO) 鈴木康弘氏による講演がありました。鈴木氏は、「我々の考えるオムニチャネルとは、システム戦略ではない。究極の顧客戦略だと考えている。お客様の日々の生活にお役に立てるよう、そしてライフスタイルをどう変えていくかという戦略。意識すべきは、業態を超えるという発想。もう一つは、リアルとネットを融合していくという考え。ただ、最も重要なのは商品であり、商品にしっかり磨きをかけていくことを核に据えていこうと考えている」などと、セブン&アイHLDGS.の戦略について話しました。 続いての特別講演では、「大きく変わる流通とダイレクトマーケティング」をテーマとして、日本ダイレクトマーケティング学会会長 上原征彦氏による講演がありました。上原会長は、「これからの問題は、どのチャネルを選択するかではなく、どのチャネルとどのチャネルを組み合わせるか。これがメーカーにも関わってくる。また、これまでのダイレクトマーケティングは特殊だった。しかしオムニチャネル化すると、他の中に取り込まれていく。つまり、特殊から普遍化する。しかし、普遍化するということは模倣しやすくなる。その時に重要なのは、強みを活かした連携だろう」などと語りました。 特別講演終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。現会長の上原 [...]

第13回全国研究発表大会

By |2014年5月17日|

大会テーマ: ダイレクトマーケティングの構造変化 2014年5月17日(土)、福岡大学にて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第13回全国研究発表大会が開催されました。 約250名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、千葉商科大学 松本 大吾氏による「スマートフォン向けサイトへの評価が購買意図に与える影響」、続いて上智大学 新井 範子氏による「継続予測の指標としての周期性の可能性」についての発表がありました。 第二会場では、東洋大学 大瀬良 伸氏による「マルチチャネルにおける顧客価値」、続いて東洋大学 長島 広太氏により「電子モール・ロイヤルティの構造に関する実証研究―研究プロジェクト報告―」についての発表がありました。 第三会場では、西南学院大学 小森 俊介氏による「ダイレクトマーケティングのダイレクト性に関する一考察」、続いてプロトビジョン 菅原 正博氏により「アジアで成功する通販ビジネスの研究」についての発表がありました。 午後は、基調講演「永続する会社を目指して~たくさん、よりも、お一人おひとりを大切にしたい~」と題し、再春館製薬所 代表取締役社長 西川正明氏による講演がありました。西川氏は、「アンケートは取っていない。ダイレクトの強みがあるのでそこを大事にしている。アンケートを取ると、日頃のお客様の声に気づきにくくなるように思う。当社にはマーケティングの部署は無い。ダイレクトなので全員がお客様の声を聞くことができ、お客様の声を元に仕事ができる。ある意味全員がマーケッター。お客様の声を大事にするために楽に逃げないように、自分達で決めていかなければならないと考えている」など、再春館製薬所の姿勢について話しました。 続いてのパネルディスカッションでは、「日本の通販をリードする 九州通販の未来」をテーマとして、パネリストに、藤野 孝氏(キューサイ(株))、後藤 孝洋氏(新日本製薬(株))、矢頭 徹氏((株)やずや)をお迎えしました。柿尾正之(日本ダイレクトマーケティング学会)のモデレーターのもと、目指す企業像や九州通販の特色などについて様々な意見が交わされました。 特別講演終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。新しく理事として、渡辺 達朗氏(専修大学教授、(公財)流通経済研究所理事)が就任されました。また、1名の理事の退任がありました。 今年度の学会賞は、残念ながら該当者なしという結果になりました。 最後に、次回開催校へ引継ぎ、第13回大会は幕を閉じました。来年度は、 2015年5月下旬頃に、上智大学にて開催する予定です。 [...]

第12回全国研究発表大会

By |2013年6月30日|

大会テーマ: 流通イノベーションとダイレクトマーケティング 2013年6月30日(日)、明治大学 駿河台キャンパスにて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第12回全国研究発表大会が開催されました。 約140名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、東洋大学 大瀬良 伸氏による「アパレル業界における『顧客情報の活用実態とその課題』」、続いて目白大学 橋本 雅隆氏が「宅配便ネットワークの革新が通信販売に及ぼす影響について―プラットフォーム戦略の観点から―」、最後に宝塚大学 菅原 正博氏より「中国および日本の通販ビジネスの比較研究―日中ネット通販の相違点と共通点―」についての発表がありました。 第二会場では、(株)ブラックス 岩井 信也氏による「顧客基盤評価理論の変遷」、続いて(一財)流通システム開発センター 市原 栄樹氏が「国際標準化組織GS1が進めるモバイル用バーコードの標準化とそのインパクト―オムニチャネルにおける情報システムのインフラについて―」、最後に北海商科大学 橋元 理恵氏より「観光ウェブのアメニティ情報提供―観光ウェブ情報の現状と課題」についての発表がありました。 第三会場では、(株)マネージ 藤田 聡氏による「『通販法務ハンドブック』の深耕に関する研究」、続いて東京理科大学 佐野 夏樹氏が「RFIDデータを用いたショッピングにおける顧客行動のモデリング」、最後に西南学院大学 佐藤 正弘氏より「ソムリエ型マーケティング―選択しないという選択―」についての発表がありました。 午後は、ヤマト運輸(株) 常務執行役員 長尾 裕氏の基調講演Ⅰ「アジアNO.1の流通・生活ソリューションプロバイダーを目指して」よりスタートしました。長尾氏は、今年8月に竣工する厚木ゲートウェイを中心として、東・名・大の幹線ネットワークを強化し、これまでは21時まで荷物を貯めて21時に一気に車を出すという仕組みだったが、もっと多頻度に、山手線のようにずっと走らせるネットワークを新たに作り始めている、と話しました。 続いて、基調講演Ⅱ「お客さまに喜んでいただく物流革命~オンライン・オフラインビジネスの融合~」と題し、アマゾン ジャパン(株) SCM 輸送統括事業本部 [...]

第11回全国研究発表大会

By |2012年7月21日|

大会テーマ: 社会志向時代のダイレクトマーケティング 2012年7月21日(土)、城西国際大学 東金キャンパスにて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第11回全国研究発表大会が開催されました。 約90名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、上原会長による講演から始まりました。 上原会長は、「顧客接点の変化と流通の新旧交代」という講演の中で、今後流通は、集客型流通から接客型流通へ、集物型流通から創造型流通へ、取引の連鎖からサプライチェーンへ、広い売り方から強い売り方へ変化していくと述べました。 続いて、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、駒澤大学 中野 香織氏と千葉商科大学 松本 大吾氏による「メディア・エンゲージメントを応用したショッピングサイトへの誘導分析の要因」、続いて宝塚大学 菅原 正博氏が「社会志向時代のダイレクトマーケティング:ソーシアル・マーケティング・アプローチ」について発表しました。 第二会場では、(株)ファンケル 前田 弘之氏による「顧客経験価値(カスタマー・エクスペリエンス)の向上要因とその影響―化粧品のダイレクト・マーケティング販売における顧客接点業務を中心とした考察―」、続いて(株)ブラックス 岩井 信也氏が「マルチチャネル・ダイレクトマーケティングモデルにおける顧客価値管理」について発表しました。 第三会場では、(株)マネージ 藤田 聡氏が「『通販法務ハンドブック』の深耕に関する研究」について発表しました。 午後は、イオン1%クラブ事務局長 友村 自生様の基調講演よりスタートしました。講演は、「1%でできること~小売業の神髄~」と題し、現在は、より高い社会的良識が企業に求められているとともに、企業の公的側面が増大していると指摘しました。 次に、二会場に分かれての講演がありました。 第一会場では、東京経済大学教授 田島 博和氏に、「マーケティング・ビッグデータの分析とその可視化」についてご講演いただきました。続いて、同志社女子大学教授 中島 純一氏に、「ネット時代の流行心理」についてご講演いただきました。 [...]

第10回全国研究発表大会

By |2011年7月2日|

大会テーマ: (3月の地震の影響により、研究発表のみ) 2011年7月2日(土)、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第10回全国研究発表大会が開催されました。 約90名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 第10回大会は、3月の地震の影響により、研究発表のみに規模を縮小して開催しました。最初に、亀井会長の挨拶がありました。 第一会場では、NTTコミュニケーションズ(株) 森田 充彦氏による「中関与商品の購買行動におけるe-クチコミ情報検索に関する研究―消費者のパーソナリティ要因とコンテキスト固有の要因がe-クチコミ情報検索に与える影響」、続いて東洋大学 長島 広太氏による「ダイレクトマーケティングに関わる環境意識と戦略方向」、最後に明治大学 水野 誠氏が「顧客行動から見たロングテール型ビジネスモデルの可能性」について発表しました。 第二会場では、デジタルハリウッド大学院 渡邉 文隆氏による「ソーシャルマーケティングにおけるボランティアの活用」、続いて宮崎産業経営大学 日高 光宣氏による「デジタル・コミュニティのメカニズムとダイナミズム~コミュニティ・ターゲットへの新展開」、3番目に(株)エフシージー総合研究所 矢野 誠二氏が「通信販売業者に求められる広告責任―品質、性能項目について―」について発表し、最後に東洋大学 大瀬良 伸氏が「マルチチャネル顧客の優良性」について発表しました。 研究発表終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。現会長の亀井昭宏氏の後任として、上原征彦氏(明治大学大学教授)が新しく会長に就任されました。新副会長には、上原新会長より長島広太氏(東洋大学教授)の推薦があり、承認されました。また、新しく理事として、新井範子氏(上智大学教授)、小森俊介氏(西南学院大学名誉教授)を迎えました。 今年度の学会賞は、学術賞、奨励賞の受賞はなかったものの、審査委員が厳密に審議した結果、特別賞に、『通販法務ハンドブック』の研究業績について、通販法務ハンドブックプロジェクトメンバー(石川博康氏、大戸一恵氏、岡田壮祐氏、窪千恵子氏、高橋善樹氏、中村洋心氏、藤田 聡氏、矢野誠二氏、和田俊彦氏、渡辺友絵氏)が選ばれました。また、今後の成長が期待される若手研究者、実務者を対象とした「田島記念賞」には、早稲田大学大学院在学中に「ネットスーパーの利用要因に関する研究~消費者調査を通して検証する~」を書かれた(株)DNPメディアクリエイトの木佐貫 裕子氏に決定いたしました。 最後に、次回開催校へ引継ぎ、第10回大会は幕を閉じました。来年度は、 2012年7月頃に、城西国際大学にて開催する予定です。

第9回全国研究発表大会

By |2010年7月3日|

大会テーマ: ダイレクトマーケティングの拡張と変容の可能性―その戦略的課題― 2010年7月3日(土)、早稲田大学 早稲田キャンパスにおいて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第9回全国研究発表大会が開催されました。 約150名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表から始まりました。 第一会場では、早稲田大学大学院 五十嵐 正毅氏による「ダイレクトマーケティングにおけるランキング情報の影響―化粧品ネット通販を想定した実験的調査より―」、続いて慶應義塾大学大学院 堤 浩記氏による「GISを用いた商圏分析―百貨店のPOSデータの解析」、最後に東京工業大学大学院 文 健哲氏が「国内書籍販売の先行指標としてのBlog情報の活用」について発表しました。 第二会場では、損保ジャパンひまわり生命保険(株) 諸吉 純一氏による「購買段階におけるオンラインチャネル選択の要因―民間医療保険のインターネット通販の考察を中心にして―」、続いて(株)オプト 長谷川 琢氏による「ユーザ行動分析を基にしたダイレクトアプローチ―画期的な分析手法とターゲティング―」、最後に(株)日本ロジスティクス研究所 市川 隆一氏が「次世代型フルフィルメント機能への変革の重要性に関する一考察」について発表しました。 第三会場では、 慶應義塾大学大学院 岩田 卓也氏による「テレビドラマコンテンツにおける視聴者の行動推移分析」、続いてオリンパスイメージング (株) 小松 聰子氏による「オンライン通販に於ける購買行動研究の変遷―海外研究レビュー―」、最後に大阪市立大学大学院 方 慧美氏が「インターネットを活用した小売業態―『クリック&モルタル』に至る経緯とその後の展開」について発表しました。 午後は、亀井会長の挨拶の後、基調講演がありました。基調講演は、神戸大学名誉教授の 田村 正紀氏に、「ネット通販のインパクト:その将来展望」についてご講演いただきました。田村氏は、ネット通販急成長の実態についてや、このままネット通販が急成長を続けると、百貨店、GMS、専門店などはどうなるのか、また、既存の産業・業界を根本からひっくり返してしまう破壊的技術であるネット通販に対して、既存の業態はどう向き合うのか、などについて語りました。 続いての特別講演では、ソフトバンクモバイル(株) プロダクト・マーケティング本部 副本部長 蓮実 一隆氏に、「いまケータイに、何が起きているのか?―情報とコミュニケーションの核となるケータイ、その変化とは―」と題して、通信と放送の話、ケータイが今置かれている状況、インターネットの今後、などについてお話いただきました。 パネルディスカッション終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。現副会長の石川博康氏((社)日本通信販売協会顧問)に代わり、上原征彦氏(明治大学大学院教授)が副会長に就任されました。石川氏には、引き続き理事としてご協力いただきます。 今年度の学会賞は、学術賞、特別賞、田島記念賞の受賞はなかったものの、審査委員が厳密に審議した結果、奨励賞に、『国内書籍販売の先行指標としてのBlog情報の活用』の研究業績について、東京工業大学大学院の文 健哲氏、菊田 剛氏、寺野 [...]

第8回全国研究発表大会

By |2009年7月4日|

大会テーマ: メディアの変革とダイレクトマーケティング 2009年7月4日(土)、青山学院大学 青山キャンパスにおいて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第8回全国研究発表大会が開催されました。 約170名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表から始まりました。 第一会場では、明治大学専門職大学院 馬 瑩氏による「ダイレクトマーケティングに関する日中比較研究」、続いて早稲田大学商学部 朴 正洙氏による「ダイレクトマーケティングコミュニケーションにおけるブランドレバレッジ戦略」、最後に東洋大学経営学部 長島広太氏が「通信販売業界のポイント制度のあり方」について発表しました。 第二会場では、Y&Iジャパン 伊藤由紀美氏による「感性価値創造のコンセプトと実現」に続き、西南学院大学 小森俊介氏、(株)JIMOS 林田七恵氏による「顧客情報の活用実態と課題―CRMに関連させて―」について発表がありました。 第三会場では、 (株)ディノス 和田俊彦氏による「広告表示に関わる法務ハンドブック」、続いて (株)エフシージー総合研究所 矢野誠二氏による「提出資料はなぜ『広告表現の根拠』とならなかったのか?」について発表がありました。 午後は、田中会長の挨拶の後、基調講演がありました。基調講演は、慶應義塾大学の 池尾 恭一氏に、「デジタル消費社会のマーケティング課題」についてご講演いただきました。池尾氏は、データマイニングによって顧客のニーズを個別把握することが昨今の大きな流れになっており、その点でも、通信販売・インターネットが大きく注目されている、などと語りました。 続いてのパネルディスカッションでは、「クロスメディア時代のダイレクトコミュニケーションを探る」をテーマとして、パネリストに、大薮範子氏((株)ワコール)、中島良彦氏(大日本印刷(株))、美和 晃氏((株電通 電通総研))をお迎えしました。田中利見氏(上智大学名誉教授)のモデレーターのもと、企業と消費者のコミュニケーションのあり方などについて様々な意見が交わされました。 パネルディスカッション終了後の会員総会では、役員の変更が決議されました。現会長の田中利見氏の後任として、亀井昭宏氏(早稲田大学教授)が新しく会長に就任されました。新会長には、亀井新会長よりルディー和子氏(ウィトンアクトン社、早稲田大学大学院客員教授)の推薦があり、承認された。また、新しく理事として、懸田 豊氏(青山学院大学教授)、田村正紀氏(同志社大学特別客員教授)、長島広太氏(東洋大学教授)を迎えた。 今年度の学会賞は、学術賞、奨励賞、特別賞の受賞はなかったものの、審査委員が厳密に審議した結果、今後の成長が期待される40歳以下の若手研究者、実務者を対象とした「田島記念賞」に、2名の受賞があった。 一人目は、北陸先端科学技術大学院大学在学中に「モバイルコンテンツサービスにおける顧客ロイヤルティ形成メカニズムの解明」を執筆した小林由弥氏(現(株)ビットウェイ)。もう一人は、「ダイレクトマーケティングコミュンケーションにおける有名人広告の効果に関する実証研究」を書いた早稲田大学商学部の朴 正洙氏です。 最後に、次回開催校へ引継ぎ、第8回大会は幕を閉じました。来年度は、 2010年7月頃に、早稲田大学にて開催する予定です。

第7回全国研究発表大会

By |2008年6月21日|

大会テーマ: ダイレクトマーケティング・イノベーション―ビジネスデザインの構築に向けて― 2008年6月21日(土)、東洋学園大学 本郷キャンパスにおいて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第7回全国研究発表大会が開催されました。 約180名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、二会場に分かれての研究発表から始まりました。 第一会場では、早稲田大学大学院商学研究科 森 一惠氏による「競争力貢献するコールセンター活用―コールセンターサービス品質の現状考察と提案―」、続いて(株)オプト 佐瀬和久氏による「Cookie(クッキー)データを活用した次世代ダイレクトマーケティング」、最後に(株)電通 椎名昌彦氏が「『ブランド×ダイレクト』統合の視点」について発表しました。 第二会場では、S&RM部会・金融部会・消費者部会・関西部会による部会紹介に続き、(株)電通ワンダーマン 森 慎太郎氏による「顧客との関係性構築によるサービスの役割と課題―サービス&リレーションシップ・マーケティング研究部会の研究活動要約―」、最後に中村洋心事務所 中村洋心氏による「なぜクリエーターは法規制をクリアできないか―ダイレクトマーケティング・クリエイティブ発想法序章―」について発表がありました。 午後は、田中会長の挨拶の後、基調講演がありました。基調講演は、早稲田大学ビジネススクール教授、ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー 内田 和成氏に、「異業種格闘技の時代」についてご講演いただきました。内田氏は、昔は業界というものがあり、同じ業界の競争相手と同じルールで戦ってきたが、最近は、異なる事業構造を持つ企業が異なるルールで、同じ顧客・市場を奪い合っていると指摘し、様々な具体例を交えながら、今の時代での勝ち残るための戦い方を解説していただきました。 続いてのパネルディスカッションでは、「真の顧客満足を提供できるビジネス・デザインとは?」をテーマとして、パネリストに、高島宏平氏(オイシックス(株))、福田桂子氏((株)新生銀行)、奥井俊史氏(ハーレーダビッドソン ジャパン(株))、平内 優氏((株)ユニクロ)をお迎えしました。ルディー和子氏(ウィトンアクトン社、早稲田大学大学院客員教授)の司会のもと、「CRMはなぜ失敗するのか?」「顧客の継続化を図る上で、一番大切なことと障害になることは何か?」「顧客とダイレクトにコミュニケーションを取る上での課題は?」などについて様々な意見が交わされました。 パネルディスカッション終了後の会員総会では、副会長の交代が承認されました。副会長は、品川惠保氏((株)ユーキャン)の後任として、石川博康氏((株)ディノス)が就任されました。 今年度の学会賞は、残念ながら該当論文なしという結果になりました。 最後に、次回開催校へ引継ぎ、第7回大会は幕を閉じました。来年度は、 2009年7月に、青山学院大学にて開催する予定です。

第6回全国研究発表大会

By |2007年6月23日|

大会テーマ: インタラクティブを指向するダイレクトマーケティング 2007年6月23日(土)、日本ダイレクトマーケティング学会と筑波大学大学院社会システム情報工学研究科の共催による第6回全国研究発表大会が開催されました。 遠方にも関わらず、約140名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、二会場に分かれての研究発表から始まりました。 第一会場では、筑波大学大学院 鈴木秀男氏による「プロ野球チームのマーケティング調査」、続いて韓国釜山大学 金春愛氏が「広告表現の比較研究:日、米、韓のテレビショッピング表現戦略の差」について発表しました。 第二会場では、筑波大学大学院 申忠建氏による「モバイルダイレクトマーケティング―美容室に対する顧客来店確率に関する研究―」、続いて(株)エンターテキスト 塚原 光芳氏による「文章の質分析の一方法と応用及び分析事例―日本文章から見た顧客の心理―」について発表がありました。 午後は、田中会長の挨拶の後、基調講演がありました。基調講演は、(株)ファミマ・ドット・コム 代表取締役社長 高田 基生氏に、「ファミマ・ドット・コムの成長戦略~次世代 EC とコミュニケーション展開~」についてご講演いただきました。高田氏は、「ファミリーマートの基本的なインフラは店舗になるが、小売の状況が変わっていく中、地域の店を利用しているお客様個々とのコミュニケーションを図ることを目的として、ファミマ・ドット・コムは誕生した。ファミマカード会員(約 160 万人)とファミマ・クラブ会員( EC 会員・約 160 万人)を基盤にして、 CRM (認知、リコメンド、機会・接点の増強)を行っている。今秋には、 カルチュア・コンビニエンス・クラブ グループと提携し、 T [...]

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