FEATURED NEWS
2019年2月28日 開催レポート(九州研究部会)
モバイル・アプリとダイレクトマーケティング 2月28日、福岡大学にて九州支部がオープンセミナーを開催した。第1部は、モバイル・アプリを用いたマーケティングで数々の講演実績を持つヤプリの金子洋平氏が、モバイルデバイスの効果的な生かし方を伝えた。 第2部は、昨年スマートフォンアプリをリリースしたふくやの瀬崎拓也氏が、アプリによる事業成長や課題を述べた。第3部では福岡大学准教授の太宰潮氏がアカデミックな視点から近年のダイレクトマーケティングについて考察した。
ネット通販における顧客経験価値【JADMANEWS「DM徒然草」より抜粋】
ネット通販企業に対抗するように、店舗型小売企業が顧客経験価値の提供を意識した店舗づくり、サービス提供を強化している。ネット通販に関しては、合理的な購買意思決定という側面に焦点が当てられがちであるが、ネット通販だからこそ得られる経験もあるだろうと思う。 数年前から、かご落ちという言葉を目にするようになった。ショッピングカートに商品を入れるものの決済には至らないというネット上の購買行動を指す言葉だ。デンマークBaymard Institute社によると平均的なかご落ち率は約70%であるという。その最大の理由は、追加的費用(配送、消費税、手数料)に気づくこと、あるいはその額が大きいと感じることであるようだ。合理的な判断の結果ということなのだろうが、その一方でかご落ちは擬似的な買い物体験の結果でもあることを示唆する研究もある。つまり商品を選ぶプロセスを楽しんでいるのである。 ネット通販企業はこうしたかご落ち理由の見極めと顧客経験価値の提供にも目を向けるべきではないだろうか。 日本ダイレクトマーケティング学会理事 東洋大学経営学部 准教授 大瀬良 伸
第18回全国研究発表大会
大会テーマ: フルフィルメント進化の側面から見たダイレクトマーケティング ~通販を支える物流、受注、決済等の業務を考える~ 2019年7月13日(土)、流通経済大学新松戸キャンパスにて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第18回全国研究発表大会が開催されました。 約100名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、(株)サプライチェーン経営研究所 市川 隆一氏による「機能革新『フルフィルメント2.0』―マーケティング中核基盤機能としてのフルフィルメント―」、続いて(株)ADKマーケティング・ソリューションズ 岩永 洋平氏による「顧客との絆をつくるリテンションサイクル―再購買誘導とコミットメントの形成―」、その後に福岡大学 太宰 潮氏による「SNS利用ユーザーのネットとリアルにおける行動範囲の関係性」についての発表がありました。 第二会場では、京都精華大学 和田 康彦氏による「通販会社のアマゾン的再生アプローチ―S社の事例研究―」、続いて国際ファッション専門職大学 大島 一豊氏による「未来を切り開くダイレクトマーケティング×デザイン経営のあり方」、その後に国際ファッション専門職大学 菅原 正博氏による「未来を切り開くダイレクトマーケティングの展望:Social Media ×AIの可能性」についての発表がありました。 第三会場では、(株)DNPコミュニケーションデザイン 木佐貫 裕子氏による「非計画購買が生起するメカニズムの解明―ネットスーパーを対象として―」、続いて(一財)流通システム開発センター 市原 栄樹氏による「通信販売の商品マスターの現状と国際化に向けた課題―商品マスターの現状調査と国際化問題―」についての発表がありました。 午後の講演第1部では、「ロジスティクス産業の今後の展開~デジタル&ロジスティクス~」をテーマとして、ソフトバンクロボティクス(株) 顧問 兼 [...]
2019年10月11日開催 デジタル顧客接点
2019年10月11日、「デジタル顧客接点」をテーマにオープンセミナーをデジタルハリウッド大学大学院駿河台キャンパス E09教室で開催した。 これまでデータを可視化・活用できなかった電話営業や顧客対応をAIで可視化することで成約率を上げ、解約率と教育コストを下げることができるとしたら・・・。音声データをはじめとしたのデータ活用の現状と実際のサービスでどのような効果がでているのか、実例と共にご紹介した。 部会幹事の橋本紀子氏(パーソルキャリア株式会社 デジタルテクノロジー統括部)が「音声データをはじめとしたデータ活用の現状」をテーマに講演したのち、會田武史氏(株式会社RevComm CEO)が「急激に普及するインサイドセールス~サブスクリプションエコノミーにおける、インサイドセールスの拡大とその本質的な価値とは~」のテーマで講演した。 會田氏はサブスクリプションエコノミーに於ける、インサイドセールスの拡大とその本質的な価値について話や、株式会社RevCommが提供するサービスAI搭載型クラウドIP電話「MiiTel」のユースケースを交え、電話営業や顧客対応をAIで解析し可視化することによるビジネスの変化について語した。
第17回全国研究発表大会
大会テーマ: AI時代の人とデータの協働~データ解析が切り開く未来~ 2018年6月30日(土)、慶應義塾大学矢上キャンパスにて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第17回全国研究発表大会が開催されました。 約120名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、(株)アサツー ディ・ケイ 岩永 洋平氏による「ダイレクトマーケティングによる地方からの市場導入と地域産業基盤への貢献」、続いて横浜国立大学大学院 君島 美葵子氏による「ダイレクト・マーケティングに対するマネジメント・コントロールの役割」についての発表がありました。 第二会場では、東京理科大学 大驛 潤氏による「マーケティング・システムの理論的枠組みの変容:マーケティング史からの接近」、続いて北海商科大学 橋元 理恵氏、生活協同組合コープさっぽろ ウ・ヤチュン氏による「中国人観光客の旅行購入分析―札幌での質問票調査の結果―」についての発表がありました。 第三会場では、(株)エフシージー総合研究所 矢野 誠二氏による「通販媒体の記載事項に関して通信販売業者に求められる確認措置とは?―研究プロジェクト報告―」、続いてHAZS(株) 東 弘樹氏による「通信販売業の後払い決済における代金回収管理評価方法に関する研究」についての発表がありました。 午後の記念講演では、「世界経済を見る視点」をテーマとして、元国際通貨基金(IMF) 副専務理事 篠原 尚之氏をお迎えし、米国等での保護主義や覇権主義の動きの背景や、日本経済の抱える課題についてご講演いただきました。 [...]
第16回全国研究発表大会
大会テーマ: 進化し続ける顧客関係構築~挑戦的取り組みと理論的進展~ 2017年6月24日(土)、筑波大学東京キャンパス社会人大学院にて、日本ダイレクトマーケティング学会主催による第16回全国研究発表大会が開催されました。 約80名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。 午前の部は、三会場に分かれての研究発表を行いました。 第一会場では、情報工房(株) 宮脇 一氏による「『電話の通話時間の長さと利益との相関』に着目した考察」、続いてWizaras投資工学研究所 鬼崎 泰至氏による「顧客独自判断を可能にする投資手法の実証研究」、その後に(有)マーケティングメソッド研究所 大島 一豊氏による「デジタル時代の経験価値向上に貢献するメディア&コンテンツ考察」、最後に関西大学 陶山 計介氏による「今日におけるCRMの課題とブランド・ロイヤリティ構築」についての発表がありました。 第二会場では、(公財)流通経済研究所 折笠 俊輔氏による「買物困難者対策における顧客接近手法と顧客ニーズの分析」、続いて(一財)流通システム開発センター 市原 栄樹氏による「オムニチャネルにおける情報システム標準化」、その後に(株)インテージ 中野 暁氏による「マルチデバイス同時利用環境下での利用者類型化と構造評価」、最後にHAZS(株) 東 弘樹氏による「入金日数を用いた地域別顧客特性の知識化に関する考察」についての発表がありました。 第三会場では、(株)BLAX 岩井 信也氏による「ダイレクトマーケティング人材育成カリキュラムの作成とその実施・運営方法の研究―研究プロジェクト報告―」、続いて広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻 菅生 一郎氏による「『価値共創』視点からのダイレクトマーケティング研究―先行研究に基づく理論的枠組みの考察―」についての発表がありました。また、第三会場では、「ダイレクトマーケティング『温故知新』」と題して、資料展示を行いました。(資料提供:(公社)日本通信販売協会/(株)アイ・エム・プレス/(一社)日本コールセンター協会) 午後のパネルディスカッションでは、「ラグジュアリーブランドのCRM戦略」をテーマとして、パネリストに、横山 健一郎氏(元ハイアットリージェンシー京都総支配人)、安達 満氏(ZWILLING J.A. [...]
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